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医療法人明和病院様「パソコン警備隊」

被害に遭ってからでは遅い。
USBメモリの管理を徹底し院内の意識改革を実現。
明和病院様は、兵庫県西宮市に位置し、救急外来も24時間365日対応している総合病院です。
ランサムウェアの脅威から個人情報を守るために、ICCが提供する「IT資産管理 / 情報セキュリティ対策支援ソフト パソコン警備隊」をご採用頂きました。
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パソコンが攻撃されればシステム復旧に数億円以上

パソコン警備隊を導入されて、10カ月ほど経ちました。実際に使用してみた感想をおうかがいしたいです。

パソコン警備隊は、資産管理に適したとても良いシステムです。名前負けしていません。営業さんには自信を持って売り込んでほしいです。

ありがとうございます。まずは病院の特徴を教えていただけますか。

明和病院は大阪と神戸のちょうど間、甲子園球場のすぐ近くにあります。創設は1942年。もともと川西航空機株式会社(現・新明和工業株式会社)の福利厚生として誕生しました。古くからありますので、地域住民の方々に密着した医療を行っています。

理念には「親切で信頼される病院を目指す」とあります。

「親切と信頼」。シンプルですが、それら2つを行うのは難しいです。「親切」に関しては、患者さんは多様ですからそれぞれに適した対応をしなければなりません。さらに「信頼」されるには、患者さんの個人情報を守るのが必須です。そのためIT環境の整備は、病院にとってとても大切です。

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医療法人明和病院
情報システム課 課長
長野 全征 さん

2021年1月に電子カルテの刷新とパソコン警備隊の導入を行ないました。それは患者様からの信頼を得るためということでしょうか。

電子カルテは2回めのリプレースです。地域の医療施設と連携するため、SS-MIXに標準対応したものにしたかったのです。そこでMI・RA・Is/AZへの変更を決めました。

電子カルテを2回に渡りリプレースされるのは、ITの意識が高いと思います。

病院は一般企業に比べ、IT化が遅れています。だからこそ狙われやすい面があります。もし我々の病院がランサムウェアの被害にあえば、復旧に数億円以上かかるかもしれません。またお金だけでなく、信頼を失うのがこわい。信頼を積み上げるには何十年もの月日が必要ですが、失うのは一瞬なのです。


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脅威となるUSBメモリは登録済だけ使用可能に

院内のシステム管理を行う上で、懸念にされていることは何でしたか?

管理が行き届かないことです。それまでパソコンの管理は、エクセルで行なっていました。パソコンを他部署へ移動したり新しいソフトをインストールするたび、報告に基づいて私たちがエクセルに手入力していたのです。

労力が掛かり、ミスも出ますね。

エクセルの一覧表と現場の状況が食い違うことが、しょっちゅうありました。例えばスタッフが、研修でノートパソコンを別の部屋へ移動したとします。それを報告なしで置いたままにして、「パソコンの台数が合わない」と探し回ったりしましたね。また特に懸念だったのは、USBメモリです。スティックタイプの記憶装置はデータの持ち運びに便利ですが、セキュリティ面から見ればウイルスを運んでくる脅威でしかありません。

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資産管理システムは複数社のものがあります。その中から、パソコン警備隊を選んだのはなぜですか。

私たちとってシステム管理を行なう目的は、「IT資産の管理」「アクセス情報の管理」「USBメモリの管理」など、はっきりしていました。その目的に沿った最低限の機能を備えたもので、なおかつランニングコストを比較してパソコン警備隊を選びました。導入する目的がはっきりしていなかったら、パソコン警備隊より多機能で高額なシステムを選んでいたかもしれません。

懸念のUSBメモリの扱いはいかがでしたか。

USBメモリはパソコン警備隊に登録したものだけを、使えるようにしています。未登録のものをパソコンに挿せば、使用できないだけでなく警告のアラートが画面に表示されます。それまで私物のUSBメモリを無秩序に使っていましたから、パソコン警備隊を導入して安心できる環境になりました。

パソコン警備隊の導入に対し、院内スタッフの皆さんの反応はいかがでしたか。

資産管理ソフトの導入に際して、ある程度の反発が予想されました。そこで「監視が目的ではなく、異常がないか確認するため」と導入の背景を事前にしっかり説明しました。それもあって、導入後の反発の声はほとんど聞かれませんでした。

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未稼働のパソコンを発見し貴重な資産を効率よく活用

他に利点はありましたか。

思いがけず、院内の支出を削減できました。パソコン警備隊には、登録しているパソコンの印刷ログを取る機能があります。印刷ログを元にプリントの多い部署へ用途をヒアリングし、無駄な印刷をやめさせることができました。またパソコンのログから、まったく稼働していないものが何台も見つかりました。稼働していないパソコンを足りない部署へ回せば、資産を効率よく使えます。こうしたコスト削減の効果は、思いのほか高かったです。

機能を十二分に使ってもらえて、嬉しく思います。

パソコン警備隊のおかげで情報システム課だけでなく、院内スタッフ全員のシステムへの理解が深まりました。IT資産をきちんと管理した上で、有機的に活用できています。今後、新病院の建設を予定していますが、パソコンのセキュリティは徹底できると思っています。


お客様情報

【医療法人明和病院】
■所在地 兵庫県西宮市上鳴尾町4-31
■TEL 0798-47-1767㈹
■HP https://www.meiwa-hospital.com/
第二次大戦中に軍用機を製造していた、川西航空機株式会社(現・新明和工業株式会社)の福利厚生として創設。戦時の反省から「地域の皆さまに何らかのお返しをしたい」と、昭和20年に医療法人として再出発した経緯を持つ。所在地は人口50万人を有する兵庫県西宮市、甲子園球場のすぐ近く。臨床研修指定、病院機能評価指定病院であり、「ゆりかごから看取りまで」のシームレスな医療を地域住民へ提供している。全国的な課題である高齢者へ向けた医療に応えるべく、救急外来も24時間365日対応している。
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