上林記念病院様「Live」
システム画面のデザインが決め手。
クラウド型電子カルテの導入で、大幅な業務効率化を達成した。
上林記念病院様は、愛知県一宮市に位置する内科病床を備えた精神科病院です。現場で働く医療従事者様の業務負担を軽減するために、動作の軽いクラウド型電子カルテの「精神科病院基幹業務統合パッケージ Live」をご採用いただきました。

医療法人杏嶺会 上林記念病院
左:病院長 山田 尚登さん
右:電子カルテ導入担当
船田 邦典さん、増田 篤憲さん、瓜巣 洋之さん
紙カルテ運用に限界を感じ電子カルテ Liveを選択
電子カルテシステム Liveを使われた感想などおうかがいします。まずは上林記念病院のご紹介をお願いできますか。
山田院長●上林記念病院は愛知県一宮市に位置し、特に精神医療の分野で地域の皆様のお役に立てるよう運営しています。病床数は精神科として約200床、全体では445床です。一般的な精神疾患の診療の他にスーパー救急病棟を備えた救急医療や、児童の発達支援も行っており、子どもから高齢者まで幅広い世代の患者様を診察しています。
これまでは診療の際、紙カルテを使用していたとお聞きしました。
山田院長●そうです。ただ紙カルテは、不便な面がたくさんありました。カルテは医師だけでなく看護師や薬剤師など、多くの部門で必要とします。ところが手書きだと、書いてある字の読めないケースが出てくるのです。見直す際にも、どこに何が書いてあるのか探し当てるのが面倒です。
導入担当●他にも紙カルテの場合は、収納スペースの問題があります。カルテ庫に余裕はなく、「これ以上、増えれば保管場所の確保が困難になる」と懸念していました。また20代の研修医や看護師は電子カルテしか経験していないため、いまだに紙カルテを使っていると、良い人材を集めるのにネックとなります。それら問題点を踏まえ、電子カルテの導入へ踏み切ったのです。
初めての電子カルテ導入で、不安はなかったですか。
導入担当●不安はかなりありました。そこでICCさんを含め、3つの業者さんから話を聞きました。私たちの希望は、オンプレミスではなくクラウドでの運用でした。最初は使用している医事システムのメーカーさんに決めるつもりでしたが、使いやすいデザインでWebブラウザで動くLiveが気に入り、扱っているICCさんを選ばせてもらいました。ICCさんは営業の方はもちろん、SEさんのサポートも小回りが利いて心強かったです。
データ同期するクラウドで無駄な業務がなくなり効率化
Liveを導入されて、1年半が経過しました。実際に運用してみた感想をお聞かせください。
山田院長●他の病院で電子カルテを使った経験はありますが、Liveのようにクラウドでの運用は初めてです。それまで電子カルテは、サーバートラブルでフリーズする認識がありました。電子カルテが止まってしまうと、診療も受付もストップしてしまいます。患者様にご迷惑を掛けることになるため懸念していましたが、 Liveは動作が軽くフリーズの心配がほぼないですね。
導入担当●オンプレミスにすると、サーバーの設置場所と管理する人員の確保が必要です。それらがクラウドだと不要なため、運用コストを削減できた利点もあります。また電子カルテが、あらゆる部署のコンピューターにクラウドを通じて同期します。それによりカルテが手元に届くのを待つといった無駄な時間がなくなり、残業時間の削減につながりました。
クラウドの他にもメリットはありましたか。
山田院長●Liveの機能のうち、一番気に入っているのが特記と呼ばれるメモ機能です。緊急性のない要件が特記で共有されるようになったので、PHSの鳴る回数が激減しました。以前は急ぎでない要件でもPHSが鳴り、書類を書いているときなど集中力が切れてしまいました。特記のおかげでそれがなくなり、助かっています。
導入担当●特に精神科の場合は、診療中に医師や看護師の電話が鳴ると患者様が不信感を持つケースがあります。緊急でない要件は、医師や看護師だけでなくスタッフも特記を使うようになったので、全般の業務がスムーズになっています。
ブラウザ上で動き、使いやすいパソコンが苦手でも習得できた
病院は市や国への提出書類の作成もあります。Liveを使用することで、書類作成も効率化したでしょうか。
山田院長●手書きの時は、大変苦労しました。複写用紙に書くのがストレスな上、精神科は提出する書類の種類が多いのです。それもLiveで作成すれば定型文や履歴をベースに書けますし、電子カルテにある情報は自動で取り込まれ転記が不要です。負担がかなり軽減しました。
職員の皆さんは、Liveをすぐに使えるようになりましたか。
山田院長●精神科病棟の特徴の一つは、一般病棟に比べ高齢の看護師が多いことだと思います。60代を越える看護師が、現役で活躍しています。世代が上がるにつれデジタル機器への抵抗感が強まるため、「ベテランの看護師が辞めてしまうのでは」と危惧していました。中には電子カルテ化が理由で、他の病院から当院へ移ってきた看護師もいたほどです。それが電子カルテに替わっても一人も辞めずに来れています。システムがブラウザで動くこともあり、インターネットを利用する感覚に近いのだと思います。
導入担当●精神科は部門が細かく分かれています。Liveは精神科向けに作られているため、最初から細かい部門が設定されていて便利です。スタッフはまず自分の部門で必要な操作を覚え、その後に全体の操作へと進んでいます。そうして段階を踏んで電子カルテに慣れたことも、操作の修得がスムーズに行った理由です。
山田院長●電子カルテには、患者様の様々なデータが入っています。診療結果や処方している薬剤といった情報を抽出することで、分析が容易にできます。集約した情報をもとにAIが患者様の容態を推測し、それを医師が判断する。将来的にそのような流れができれば、よりスムーズに診療ができるでしょう。今後もITを活用し患者様へのより良い診療へと還元していきたいです。
お客様情報
【医療法人杏嶺会 上林記念病院】
■所在地 | 愛知県一宮市奥町字下口西89-1 |
■TEL | 0586-61-0110 |
■HP | https://www.anzu.or.jp/kamibayashikinen/ |
