株式会社白山様 「IoTソリューション」(2/2) 事例のダウンロードはこちら
導入の背景
約半年で、さまざまな効果が表れているようですね。ところで、IoTソリューションの導入に至った背景について教えてください。
私は、さまざまなメーカーの製造や生産技術の構築に携わり、約2年前に白山に入社しました。私の使命の一つが、これまでの経験を生かした製造現場のイノベーションです。全国の地方都市同様、人口減少が続く能登では担い手の確保が大きな課題であり、限られたリソースを最大限に生かすためにも、IoTやICTの活用が欠かせません。当社でも、これら技術の活用に向けて検討を重ね、2018年4月に全国中小企業団体中央会の「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」の採択を受けたことが追い風となり、本格的な導入に踏み切ることにしたのです。
採用のポイント
IoTソリューションの構築に向け、ICCのプランを採用いただいた決め手は何でしたか。
ICCを知ったきっかけは、2018年2月に石川県地場産業振興センターで開かれた「ICT・IoTビジネスソリューションフェア」でした。そこで、ICCが手がけた食品製造業での IoT実証実験について話を聞き、当社にも生かせるアイデアだと感じたのです。加えて、データ センターを構えている点も魅力的でした。データセンターを核としたクラウドサービスを利用すれば、自前でサーバーを置いて管理する必要がありません。それに同じ県内に本社がありますので、ハード面でトラブルが発生しても、即座に駆けつけてくれる安心感もあります。これらの要素を踏まえると、ともにIoTを進めるパー トナーとしてICCが最適だったのです。
今後の展望
次世代の生産現場の構築に向けた一歩を踏み出されました。今後のビジョンについて聞かせてください。
社内では、IoTソリューションを導入する3カ月前から社員にタブレット端末を配布し、社内SNSで活用してもらうなど、ツールに慣れてもらう取り組みも進めてきました。とはいえ、本格稼働からまだ半年でもあり、現場スタッフがシステムを十分に使いこなせているとは言い切れません。慣れていく中で、さらに効果が上がっていくと考えています。現在は4Gから5Gへの移行が進んでおり、それに合わせて高速通信に関わる光コネクタの市場もますます膨らんでいくものと期待しています。今後も積極的にIoT化に取り組んでいく計画で、省力化で生まれる人財を、新製品の開発など次世代に向けた取り組みに生かしていきたいと思います。もちろん、今回の取り組みをモデルに、他の製品の製造現場でもIoT化を推し進めていく考えです。
お客様情報
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■TEL: | (076)255-2875 |
■HP: | https://www.hakusan-mfg.co.jp/ |